うっとうしい６月の雨ですが、作物を育てる人を休ませる好ましさがあります。

雨は山に貯まり、川を下り、田畑を潤し五位庄米を育んでくれます。
大豆は今、少年期。雨にくじけず風に曲がらず、雲の隙間からこぼれる夏の日差しにグン！と育ってほしいものです。

田んぼの水を見回っていると、季節のうつろいに驚くことがあります。
６月下旬梅雨空の下、アジサイが花火のように開き初めていました。
毎日見回っている稲の青さはあまり変わらないと感じていたのに、確実に季節は過ぎているのですね。だから米作りは難しい！

今年土屋営農組合では除草機を購入、６月初め特別栽培米で稼働を初めました。これは機械的に雑草を取り除き農薬の使用を抑える、より安心安全な米作りへの取り組みのひとつです。しかし操作は難しくうっかりすると稲を潰してしまいます。今まで以上に技術と時間を要しますが努力・習熟を重ね、秋には自信を持って収穫販売できるよう頑張ります。今年も五位庄米そして特別栽培米をご期待下さい。

６月初め、初夏の日差しに空も水もキラッキラ！
田植えが終わりまだ苗は幼いのですが、銀色に輝く用水に育まれているところです。今元気なのはタニシ、きれいな水に居心地が良さそうです。
みんな明るい日差しを楽しんでいる、そんな里の風景です。